ストライキング・ヴァイパーズ Black Mirror シーズン5(1)

black mirrorのシーズン5が出た。シーズン4はマジで糞だった訳だけれど、1~3が素晴らしかっただけに、まだ期待は残っている。とりあえず最初のエピソード「ストライキング・ヴァイパーズ」を観たけど、うむうむ、面白かった。

基本的に近未来のSFな訳だけれど、正直シーズン3まででネタが出尽くした感は否めない。なのでこのシーズン4では「新しいテクノロジーの題材」というよりは、もうちょっと人間が中心になってドラマが動いているような感じがある。言い方を変えるならば、今までは「新しい未来社会で人間の心はどう変わっていくか」っていうテクノロジー先行のストーリーだったのに対して、「まず人間Aの人生があって、そこにtecがどう関わるか」っていう構成になっているような気がする。

で、まずは最初のエピソード。

ストリートファイターが元ネタになった格ゲー。これにVR技術が加わってなにやらすごいユーザー体験が出来るっていう世界な訳なんだけど、そのテクノロジー自体は別に新しくはない。「まーそのうち出るだろうね」程度のアイディアなんだけど、そこからの展開が面白い。

まず男二人の関係の描写が良い。「若い頃に格ゲーをやって遊ぶ親友」な感じがとても良い。僕ももう36歳なんだけど、なんだかちょっと懐かしくなってきてしまった。結婚後のなんとなーく退屈で虚しい感じ、なんとなくわかるんだよねー。別に家庭を持った生活に不満がある訳じゃないけれど、なんとなく「昔はよかったな・・・」なんて考えちゃうの。わかる、わかるわー。

そんで親友にプレゼントされる超絶ユーザー体験の新作格ゲー。

そんな超リアルなVR世界に放り込まれてやる事は結局SEXかいっていう相変わらずの皮肉はあるんだけど、本質はそこではないよな。ラストまでの主人公の意思決定も全然矛盾してなかったし、まったくモヤモヤせずに最後まで駆け抜けた。おもしろかった。あと「瞳孔が白くなる」っていう表現は前のエピソードにもあったような気がするけれど、まあまあ、細かい事はいいじゃないか。

とりあえず最初のエピソードという事で、VR、同性愛、tecアディクトなどなど、色んな要素をぶっこんできた訳だけれど、中心にあるのは人間賛歌的なものだった。今シーズンはこんな軸でいくのかな?無理やり変なSF設定ぶっこまれるよりずっと良いので、この調子で最後まで観ようと思う。